社会人、特に年齢層が高めのペアのダブルスでは平行陣を取るペアも多く、ボレーのスキルが勝敗のカギを握ることも多いと感じています。
ですが、ボレーをいつも狙った場所に正確に打つのって難しく感じませんか?
実際、私も初心者のときにボレーにすごく苦手意識を持っていました。
今でもストロークに比べるとボレーのほうが苦手です…。
ですが、自分のボレーがうまくいかない理由を分析し、上手な人を見ていくつかのポイントを意識して練習したことで、上手くいくようになったと感じています。
そこで、私と同じようにボレーに苦手意識を持っている方に向けて、ボレーが苦手な原因や、克服するための具体的なコツや練習法を紹介していきます!
ボレーの苦手意識を克服してくださいね♪
ボレーに苦手意識を感じてしまう原因
テニスのダブルスで勝つためにはボレーのスキルが必須ですが、練習してもなかなか上手くいかないことってありませんか?
周りの人はみんな上手なのに、自分だけボレーが下手すぎる…という経験をしてきた私は、なぜ自分がボレーを上手にできないのか、理由を分析してみました。
具体的にどこがうまくいっていないのかを理解して改善していけば、ボレーはどんどん上達すると今では感じています。
そこで、まずはボレーに苦手意識を感じる原因について私自身が経験した4つを紹介していきますね!
- ラケットにしっかり当たらない
- 浮いてしまう
- 相手がいる位置に飛んでしまう
- 怖い
ラケットにしっかり当たらない
ボレーのミスでよくあるのが、ラケットにしっかりボールが当たらないという問題です。
私もボレーが苦手と感じた一番の要因が「ラケットにちゃんと当たらないこと」でした…。
ボールを見てラケットを構えたはずなのに、なぜかフレームショットが多く、まったく予想していない方向にボールが飛んでいくことがしょっちゅうでした(笑)
浮いてしまう
ラケットにボールが当たったとしても浮いてしまうことも、ボレーに苦手意識を感じる1つの要因でした。
試合中、浮いたボールは相手にとって絶好のチャンスとなり、すぐに攻撃されてしまいます。
つまり、こちらに有利な展開が、自分のボレーによって相手のチャンスになってしまうんです…。
相手がいる位置に飛んでしまう
ボレーのコースを狙おうとしても、なぜか相手のいる場所にばかりボールが飛んでしまうこと、ありませんか?
これも私がすごく悩んだ要因で、実は今でも相手がいる位置に飛んでしまうことがあります…。
怖い
前衛でボレーをするとき、相手が自分めがけて思いっきり打ってくると、怖さを感じることがありますよね?
ボールが顔や体に当たるのではないかと怖くなり、後ろに下がってしまい、ポーチに出ることもできなくなってしまいます。
私がボレーに苦手意識を持っていた要因は大きく分けて以上の4つでした。
特に大きかったのはラケットにボールがしっかり当たらないこと、浮いてしまうことの2つです。
事項では、ボレーの苦手意識を克服するために私が意識していることを紹介しますね!
ボレーの苦手意識を克服するために私が意識しているポイント
ボレーの苦手意識を克服するためには、いくつかのコツを押さえることが大切だと思っています。
ラケット面をパッと準備する
まず、ボレーはラケット面の準備がとても重要です。
ラケットを準備するのが遅いと、ボールが来たときに慌てて引いてしまい、正確に当てることができません。
私もボレーが本当に苦手だった頃は、いつもラケットの準備が遅れて、テニススクールのコーチに注意されていました。
ですが、早めにラケットを構えることで安定感、安心感が増しました。
ボールの軌道にラケットをセットする
ラケットを準備する際には、ボールの軌道に合わせてラケットをセットすることが大切です。
ボールが低く来るのか高く来るのかを素早く見極めて、ラケットをちょうどボールの後ろにセットするように気を付けています。
これだけでも、ボレーの成功率がかなり上がったように思います!
上体を起こして姿勢を良くする
ボレーを打つときは、姿勢も重要です。
低いボールの処理でも上体をしっかりと起こし、姿勢を良く保つことで、顔とラケットの距離感を一定に保つことができます。
膝をしっかり曲げて良い姿勢を作ることで、ボレーに安定感が生まれます!
手首を動かさずに足を踏み込む
手首を使いすぎるとボレーのコントロールが難しくなります。
私はコーチから何度も「手首を返さないで固定して」と指摘を受けました。
手首を返してしまうとラケット面が安定せず、ボールを切って浮いてしまったり、フレームに当たったり…という悪循環でした。
そのおかげで、ラケットに対して厚い当たりのボレーを打てるようになりました!
常に足をしっかり踏み込んでボレーをするには、コート外でのトレーニングも効果的です。
私も実際にやって、ボレーで足を使えるようになったトレーニングを紹介していますので、ぜひやってみてくださいね♪
ネットから離れた立ち位置で捉える
試合中にボレーをするシーンを考えてみると、私の場合、一番多いのはネットから3~4歩程度離れた位置が多いです。
ポーチに出る場合はもっとネットに詰めますが、自分に向かって飛んできたボールの処理は、ネットから少し離れた位置で取ることが多いのではないでしょうか?
ネットより下でボールを取る機会が増えて、ラケット面の角度や足の踏み込み方の感覚をつかみやすくなりました!
ボールの速さに慣れる
ボレーはスピード感が求められるショットですが、慣れが必要です。
速いボールに慣れていない状態で、自分に向かってくるボールを処理するのは怖いですよね…。
私自身も、ミックスダブルスの試合で相手の男性が前衛アタックをしてきたとき、自分に当たらないようにラケットでかばうので精一杯だったことがあります。
これでは、前衛としてポイントを取れないどころか、逆に狙われ続けてしまいます。
最初は怖いですが、だんだんとボールの速さに慣れて、試合でも焦らずにボレーを打てるようになりましたよ!
自分は壁だと思い込む!
最後に、私が意識しているのは「自分は壁だ!」と思い込むことです。
壁は飛んできたボールを跳ね返すだけですよね?
自分の場合は、相手のショットをブロックだけ!と意識すると、余計なことをせずに、ボールをラケットに当てることに集中します。
自分からラケットを振る必要がなく、初心者の方はただラケットに当てて返すだけでも十分です。
私のように、どうしてもラケットを振ってしまう方は「自分は壁だ!」と思い込んでみてください(笑)
社会人初心者がダブルスで使えるボレーを習得するおすすめ練習法
最後に、社会人初心者でもダブルスの試合ですぐに使えるボレーを習得するためのおすすめの練習法を紹介しますね!
私も実際にやっている練習方法ですので、ぜひ試してみてください。
3種類の高さのボレーを動きながら打つ
ボレーはローボレー、ミドルボレー、ハイボレーといった異なる高さに対して行います。
ボレーの球出し練習だと、同じ高さに何度か続けてボールを出してもらうことが多いかと思いますが、もう少し試合に近い形で練習するのがおすすめです!
これは、相手がベースライン付近から打ったボールの軌道を意識した練習です。
ネットから離れるにつれて、ボールの高さが落ちてくるため、サービスライン付近でのローボレーからスタートする、ということです!
2本目以降はやみくもに前に詰めるのではなく、ボールを見てから準備する位置を決めるのがポイントです!
スプリットステップもしっかり意識することで、より実戦に近い形で練習できますよ!
ボレー対ストローク
もう一つのおすすめ練習法は、ボレー対ストロークです。
コートを挟んで一方がボレー、もう一方がストロークを打つ練習で、試合を想定した実践的な練習です。
ストローク側の人は、ただボールを打つのではなく、試合を想定して打つのがポイントです!
など、いろんなことをすることでボレーヤーの練習になります。
ボレーヤーは、必ず自分に向かってボールが飛んでくることがわかっているので、自然とラケット面の準備が速くなるはずです。
その状態で速いボールが飛んできたとしても対処できると思うので、怖さの克服にもつながります。
この練習でストロークに素早く反応できるようになると、試合中のボレーでも自然と足が動くようになります♪
練習を続けているうちに足が疲れてきたら、足をしっかり動かして踏み込めている証拠だと思います♪
まとめ
今回は、ボレーの苦手意識を克服するために、ボレーがうまくいかない理由を分析しつつ、上達に向けてのおすすめの練習法を紹介しました!
ボレーは、正しいフォームを身につけて適切な練習を積み重ねれば、必ず上達します。
私も最初はかなり苦手意識を持っていましたが、今回紹介したポイントを意識して練習することで、少しずつ自信がついてきたように思います。
初心者の方でも、これらのコツや練習法を取り入れることで、試合で使えるボレーを習得できるはずなので、ぜひ実践してみてくださいね。
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